覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 違う場所でやってみるのも雰囲気が変わって、いい話が思い浮かんだりすると言うが。

 そういうところで、仕事をするのは、なにか、すごい達人でないとやってはいけない気がして。

 ビビリな衣茉は今までできないでいた。

 ……庭で仕事をする、にも憧れたんだが。

 一回、実家の庭のデッキチェアでやってみたけど。

 暑いし、虫来るし。

 日焼けしそうだし。

 草取り用の帽子に手袋にと重装備になって。

 なんか優雅に風に吹かれながら、お茶を飲んで仕事するって雰囲気じゃなかったよな~と回想する。

 紙コップに入れた紅茶にも虫入ってたし。

 片付けようと思ったら、ノートパソコンが謎の水で濡れてて、ぎゃーってなって終わったっけ。