覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 


 その後、
「あれ、なんだったのー?」
と何人かに言われたが。

 通知の画面で、衣茉がなにかメッセージを入れたあと、取り消したらしい、と知っただけの人ばかりで。

 内容を読んだ人はいないようだった。

 ちょっとホッとしながら、昼過ぎ、ロッカーに向かう。

 ……でもまあ、確実に既読1にはなってたからな。

 いやいや。
 たまたま、あのグループを開いてただけの人で、画面は見てなかったとか?

 ……でも、あんな普段使ってないグループを開いて見てるかな?

 そのあと、呑み会の話も特にないから、呑み会のお知らせを誰かがしようとしたわけでもなさそうだし……、
と思いながら、自分のロッカーをガサガサやる。

 ロッカールームと言っても、更衣室的なものではなく、誰でも入ってこれる感じの小部屋だ。

 備品も棚に置いてある。