覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 今、うっかり挨拶しそびれたからかな。

 お疲れ様です、ともう行ってしまった八尋に向かい、深々と頭を下げていると、

「どしたの急にっ?
 誰もいないよっ?

 衣茉ちゃんにだけ見えているなにかがいるのっ?

 霊っ?」
とビビったように明子が叫んだ。