バスはぐるぐる山を登って行き、何故、こんなところにバス停が? と不思議に思うような場所で衣茉たちは降りた。 一緒に降りたおじいさんが何処に行くのか気になって見ていたのだが。 おじいさんは、そんなところに道あります? という獣道に入って行き、消えてしまった。 「……ここで降りる人の何人かはタヌキなんじゃないかと思うんですよね。 三人中二人くらい」 「その計算で行くと、今のおじいさん、俺、お前のうち、二人がタヌキになってしまうんだが」 と言う課長とともに、ボロボロの橋を探した。