覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 


「実は、私もさっき調べたんですよ。
 ボロボロの足をかけた途端に落ちそうな吊り橋とかないかって」

「……そんな吊り橋はあってもやめておけ」

 近くの道の駅で買ったソフトクリームを食べながら、二人でバスを待つ。

 なにか珍しいものを見てしまったな、と衣茉は思う。

 ソフトクリームを食べる課長。

 食べるんだ? ソフトクリーム……。

 まあ、よく考えたら、子どもはみんなソフトクリーム好きだもんね、男の子も女の子も。

「祝、バス来たぞ。
 食べ終わったか。

 ぼうっとしてるな。
 次のバスは一時間後だぞ」