クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 俺とうららが同じ気持ち?

 ……なわけ、ないだろ。

「っ……お前な……。」

 ――俺の気持ちの大きさも、分からないくせに。

 どれだけうららを好きでいるか、愛しているか分かっていない。

 恋人同士なら、こんなもどかしい思いしなくても済むのに。

 自分の状況にイライラしながらも、これ以上は理性が仕事をしないだろうと悟る。

「りおくん?」

「もう十分だ。ありがとな。」

 無理やり口角を上げて、うららを膝から降ろす。

 これ以上は、我慢が聞かなくなりそうだ。

 うららに手を出さないように、距離を取る。

 ……そこにまたもや爆弾を落としたのは、紛れもないうららだった。

「りおくん、本当にもういい? なんだか疲れてる……?」

 ほら、これだよ。これが俺の理性を壊しにかかるんだ。

 心配そうな瞳で見上げながら、制服の袖をちょこんと摘まんでくるうらら。

 そのせいで心臓が大きく脈打ったが、バレないように平静を保つ。

「あぁ、大丈夫だ。」

 疲れてるのは本当だったが、さっきのハグで疲れなんか吹っ飛んだ。