クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 この鈍感っ子には、特に。

 ちゃんと「好き」と言わなきゃ、信じてくれやしない。

 ……けどまだ、その時じゃない。

 嫉妬なんか今まで数え切れないほどしてきた。

 それでもうららを怯えさせないために、怖がらせないために今は言わない。

 高校受験が終わった後くらいには、言いたいとは思っている。

 ……まぁ要するに、俺は結構我慢しているほうだという事。

 理性だって抑えられているし、壊れてしまったら今までの努力が無駄になる。

 そう、我慢しているんだ。

「それじゃ、りおくんも私と同じ気持ちだねっ。」

 ……なのに、どうしてそんな心臓に悪い事ばかり言ってくるんだよ。

「同じ?」

 気になって尋ねると、うららは嬉しそうにふにゃっと頬を緩ませた。

 その笑顔も、可愛すぎてどうにかなりそうになる。

「うんっ。私もりおくんにぎゅーってされると落ち着くから、同じだなぁって思って。なんだか嬉しいっ、えへへ……。」

 そしてついには、爆弾も簡単に落としてくる始末。

 ……俺の気も知らないで。