クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 ……だが、うかうかしていられないのも事実。

 うららは……本人は全く自覚していないが、幼なじみのひいき目を抜きにしても可愛すぎる。

 とても丁寧に作られた陶器のように白く、頬はほんのり桃色に染まっている肌。

 ぱっちりした二重の瞳はターコイズブルーで、サラサラしている癖のないミディアムヘア。

 その上抵抗する力も弱く、心優しくてすぐ丸め込まれてしまう。

 ……なのに芯はあって、譲らない時は譲らない。

 そんなうららは、誰よりも可愛い。

 いつから好きなんて考えた事もない。いつの間にか好きになっていた。

 ただ……最初こそは、「大人になったらうららと結婚したい。」くらいの願望しかなかった。

 でもいつしか、“好意”が“恋慕”に。

 そして、“独占欲”に変わっていた。

 誰にも譲らない、譲りたくない。うららの可愛さは、俺だけが知ってればいい。

 ……それなのにうららは、鈍感すぎて何一つ気付きやしない。

 自分でもアピールが足りないのは分かってる。そりゃ、言葉にしなきゃ伝わるはずもない。