クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

「そ、そう言われても……本当に私は、りおくんのこと何とも思ってないよ?」

 そういう目で見た事はないし、そう思った事も全然ない。

 興味津々という様子で聞いてくる志珠ちゃんには申し訳ないけど、正直な気持ちを口にする。

 ごめんね、志珠ちゃん……。

 おぼつかない言葉で答えると、志珠ちゃんは一度深いため息を吐いた。

「はぁ~……そっか。うららも恋に興味が出る年頃かと思ってたけど、この様子じゃまだ先っぽいね。ま、あたしもうららがこういうのに興味ないのは分かってたからさ。」

「そう、なの……?」

「うん。うららは超がつく鈍感っ子だからね~。」

 確かに興味はないし、恋した事もないけど、分かってたんだ……。

 それなら、わざわざ聞かなくても良かったんじゃ……?

 というより、鈍感……鈍いってまた言われてしまった。

 そんなに酷いのかな、私って……。

 地味にダメージを食らってしまい、しゅんと肩を落とす。

 ……あっ、そろそろうさぎ小屋のほうに行かなくちゃ。

「志珠ちゃん、私今日うさぎ日直だから先にうさぎ小屋のほうに行くねっ!」