クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 でも志珠ちゃん、私がりおくんのこと好きなのは知ってると思うんだけど……。

 あれ?と思って、ますます疑問が深まっていく気がする。

 私が一人でそんな考えを巡らせている、そんな時。

 志珠ちゃんが勢いよく、「そうじゃない……!」と言ってきた。

「へ?」

 そうじゃ、ない……?

 どうしてそんな言葉が飛んでくるのか分からなくて、ぱちぱちと瞬きを繰り返す。

 急な声に私がぽけーっとしている間にも、志珠ちゃんは早口である言葉を口にした。

「あたしが聞きたかったのはそういう意味の“好き”じゃなくて、恋愛感情としての“好き”の事! うららは凛遠に恋心を抱いた事があるのかって事!」

「へっ……!?」

 こ、恋っ……? 恋愛感情……?

 思ってもなかった言葉たちに、私は慌てて首を左右に振る。

「そんな事ないよ、志珠ちゃん! 私、りおくんに対して恋とか考えた事ないよ……!」

 というか、私にとってりおくんはお兄ちゃんみたいな人。

 私にお兄ちゃんはいないけど、そうとしか思えないくらいりおくんは過保護。