クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 ……だけど同時に、緊張感が私を襲った。

 勉強してからのほうが、本当は良いのかもしれない。

 私だってきっと、そっちのほうが集中できる。

 でもなんだか、それはすっきりしない気がした。

 ……よし。

「りおくん。」

「どうした、うら……――っ!?」

 りおくんが座ったのを確認して、ぎゅっと抱き着く。

 そしてそのままの状態で、自分の気持ちを伝えた。

「昨日、私の気持ち信じてもらえるようにぎゅーってするって言ったから……今、いっぱいぎゅーってするの。」

「……幼馴染として、じゃなくてか?」

「うんっ。私、これからは恋人としてりおくんの隣に居たいっ……。」

 いつもよりも強い力で、ぎゅーっとりおくんを抱きしめる。

 ……そうしていた時、優しい声で名前を呼ばれた。

「うらら。」

 私と視線が交わった瞬間、りおくんは嬉しそうに微笑んだ。

「俺も、うららの恋人としてずっと一緒に居たい。」

 そこで一呼吸置いて、再び紡がれた言葉。

「俺と、付き合ってくれないか?」

「……えへへっ、もちろんっ。」