クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 ちゃんと志珠ちゃんと大貴君に言えて、良かったって事だと思う。

 二人には日頃お世話になっているし、きっとこれからもお世話になる。

 だからその二人に、本当の事を言えて重荷が外れた気がしたのかもしれない。

「今度惚気話聞かせなさいね~。」

「の、惚気って……。」

「楽しみにしてるからねっ。」

 そ、そう言われてもっ……。

 惚気って一体、何を言うものなのか私はさっぱり知らない。

 それに惚気って、恥ずかしい気がするのにっ……。

「それじゃ俺は凛遠から惚気聞くわ! 聞かせろよ凛遠!」

「言うわけねぇだろーが。」

「……なんか、俺の扱いお前ら酷くね? 俺、泣くよ泣いちゃうよ。」

「勝手に泣いとけ。」

 このやりとり、前にも見た事ある気がするなぁ……。

 だからだろうか、次の大貴君のとる行動があからさまに分かってしまうのは。

「じゃもう俺一人で泣いとくからー! 慰めてくんなよー……!」

「……あたし、追いかけるわ。」

 志珠ちゃんはそう言い残し、大貴君を追ってしまった。