クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

「うらら、ちゃんと凛遠から告られた?」

「へっ? あ、う、うんっ。告白、された……。」

「で、返事は?」

「……う、一応保留。」

「はい? 保留?」

 やっぱり、変だよね……保留なんて。

 私だって変だって思うもん。気持ちが分かってるのに、付き合わないのは。

 だけどこれが、私のメリハリだから。

 こういう事は何となく、ちゃんとしなきゃって思うから。

「うん……昨日は、熱で頭回ってないまま告白しちゃったから……。だから、まだ付き合ってはない……かな。」

 昨日の事を思い出しながら言ったから、かあっと顔が熱くなるのがすぐ分かる。

 その熱を抑えようと手でぱたぱたと扇いでいる私に、志珠ちゃんは特大ため息を吐いた。

「もったいないんじゃない、それ。お互いに気持ちが分かってるなら、もう付き合っちゃえばいいのに。」

「……それはちょっと、私が気持ち的に嫌、なんだ。」

「そういうところはブレないんだ。流石うらら。」

 これ、褒められてるんだろうか……。

 複雑な気持ちになりながらも、私の心はほっと安心していた。