クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 そう言ってもらえて、私的にはとてもありがたかったんだ。

 昨日は熱を出していて、もしかしたら勢いで好きだと言ってしまったかもしれないと私も思っていた。

 だけどそんな簡単な想いではなく、私の心には今もりおくんに対しての恋心があった。

 ……今だって、ドキドキって心臓がうるさいもん。

 この気持ちは絶対、嘘じゃない。

 それを信じてもらうために、今日は私から抱きしめる。

 今までの幼馴染としてのハグじゃなくて、恋人としての。

 今まで以上に強く、想いが伝わるように。

 ……私は一人、こっそりそんな思いを抱いていた。



 いつも通りの時間に登校して、教室内に入る。

 その瞬間、私は誰かに強く抱きしめられてしまった。

「うらら~っ! 昨日大丈夫だったの!? ごめんね、あたしうららの体調が悪いの気付いてあげられなくて……!」

「……し、志珠ちゃ……い、息が……!」

「あっ、ごめんうらら!」

 私を抱きしめていた主は志珠ちゃんだったようで、私の考えを汲み取ってくれた志珠ちゃんはすぐ解放してくれた。