クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 それくらい、りおくんを好きになっているんだろうなぁ……。

 ……ってこれ、この前も同じような事考えた気が。

 うーん、でもあながち間違いじゃないだろうし……。

 私は少し複雑な気持ちになりながらも、学校に行く準備を進めた。



「お母さん、行ってきますっ。」

「うらら、もう体調は大丈夫なの?」

「うんっ! 心配かけちゃってごめんね、お母さん。」

「そんなの全然良いのよ。……もし何かあれば、今日はお母さんお休みだから連絡してね?」

「ふふっ、うん! ありがとうっ!」

 昨日に引き続き心配をかけてしまっている事を申し訳なく思いながら、ローファーを履いて外に出る。

 途端、視界にいつもの人物が入った。

「りおくんおはようっ!」

「おはよ。もう体は大丈夫なのか?」

「うん、大丈夫! りおくん、いろいろとごめんね。」

 りおくんには、一段と迷惑かけちゃった気がする……。

 誤解の事も、熱の事も。

 何だか罪悪感がこみ上げてきて、おもむろに視線を下げる。

 でもりおくんは、私の不安を吹っ飛ばすように頭を撫でてくれた。