クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 ピピピピッ……と、規則正しい目覚ましの音が聞こえてくる。

 その音に気付いてゆっくり目を開け、見慣れた自分の天井が視界に入る。

 ……でも、昨日と違う事があった。

「……熱、下がってる。」

 体を起こして、今の自分の健康状態を確認する。

 おでこに手を当ててみると、昨日みたいな熱い体温じゃなくて平熱であろう体温が伝わってきた。

 念のため体温計でも測ってみたけど、やっぱり平熱に戻っていて。

 熱が下がるの、早くない……?と本気で怪しんでしまった。

 昨日はそのまま寝ちゃったし、何も口にしていない。

 何かしたわけじゃないのに、何で一日で……。

 そこまで考えた時、はっとある可能性が頭に浮かんできた。

 もしかして、恋煩い……ってやつ、かな?

 昨日や一昨日はりおくんのことばかり考えていたし、私が勝手に誤解してずっと悲しんでいた。

 だからそのせいで、熱が上がったのかも……と、憶測できる。

 だ、だけどそれだけで体調が悪くなるなんてっ……。

 あははと笑って嘘だと思いたいけど、きっと嘘ではないだろう。