クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 諦めたく、ないよ……っ。

「好きだよ、りおくん。」

「…………は?」

 ほら、呆れられちゃった。

 彼女さんがいるのに、告白したから。

 でも言ってしまったら、気持ちはとめどなくて。

「大好き、大好きだから……私から、離れないでほしいっ……。」

 幼なじみのままで良いから、隣に居させて。

 心からそう懇願した、瞬間。

「……それ、どういう意味だ。」

 耳まで真っ赤に染まったりおくんの顔が、私の視界に映った。