クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 やっぱり志珠ちゃんは鋭いなぁ……一発で言い当てちゃうなんて。

 だけどちょっぴり惜しい。これは喧嘩じゃない。

「ううん……私が、りおくんを避けてるの。」

「何故に?」

「……ここじゃ、話せない。」

「オッケー。それじゃ昼にまた連れてくから。」

「分かった……!」

 こそこそと小さな声で話して、志珠ちゃんの言葉に頷く。

 志珠ちゃんにも話さなきゃいけない事だし、ちゃんと言わなきゃって分かってた。

「お~い、二人で何話してんだよ?」

「ん? 女同士の秘密。知ろうとしたら一発殴るから。」

「代償でかくね?」

「これくらい常識。そんな事も知らないんじゃ、彼女も一生できないよ。」

「余計なお世話だっつーの!」

 二人のコントのようなお話に挟まれ、不覚にもふふっと微笑んでしまう。

 すると志珠ちゃんが不思議そうに、私にこう聞いてきた。

「うらら、何か面白い事でもあった?」

「うんっ! 二人とも、仲良しでお似合いだなぁって。」

 傍から見たら、お似合いなカップルだと思うけど。