志珠ちゃんも隣に座り、瞬間声が飛んできた。
「それでその様子からするに、ちゃんと話せたみたいだね。良かったじゃん。」
「う、うんっ……。」
「ん? 何でそんな歯切れ悪いの?」
私の返事を不審に思ったのか、率直に聞いてくる志珠ちゃん。
……いや、正直言わなくても良い気がする事なんだけど。
きっと志珠ちゃんは気になりだしたら何が何でも言わせるつもりだから、最初から言っておいたほうが良い。
……と私の心が訴えていて、大人しく答える事にした。
「大した事じゃないんだけどね……私、最近心臓がドキドキしてるの。これって何かの病気かな……!?」
「……今は?」
「今は大丈夫。……でも、りおくんと近くなると心臓がうるさくなるんだ。」
昨日もそうだった。
自分から抱き着いたはずなのに、気付けば抱きしめられていて。
『抱き着くなら、もっとこっち来い。』
極めつけにはそう言われて、私はずっと大人しくしていた。
その時もずっと、心臓が苦しいくらいうるさかった。
手を当てなくても分かるくらい、ドキドキって。
「それでその様子からするに、ちゃんと話せたみたいだね。良かったじゃん。」
「う、うんっ……。」
「ん? 何でそんな歯切れ悪いの?」
私の返事を不審に思ったのか、率直に聞いてくる志珠ちゃん。
……いや、正直言わなくても良い気がする事なんだけど。
きっと志珠ちゃんは気になりだしたら何が何でも言わせるつもりだから、最初から言っておいたほうが良い。
……と私の心が訴えていて、大人しく答える事にした。
「大した事じゃないんだけどね……私、最近心臓がドキドキしてるの。これって何かの病気かな……!?」
「……今は?」
「今は大丈夫。……でも、りおくんと近くなると心臓がうるさくなるんだ。」
昨日もそうだった。
自分から抱き着いたはずなのに、気付けば抱きしめられていて。
『抱き着くなら、もっとこっち来い。』
極めつけにはそう言われて、私はずっと大人しくしていた。
その時もずっと、心臓が苦しいくらいうるさかった。
手を当てなくても分かるくらい、ドキドキって。

