クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

「わぁぁ!!! 先生ほんとごめんなさいって! お願いだからホームルームはしてくださーい!」

「あたし、今日先生の好きそうな花瓶買ってくるから頑張って先生ー!」

「先生が落ち込んでると、俺らも気分落ち込むからさ! 花くらい大貴にいっぱい貰えばいいんだから!」

 ……みんな、必死だ。

 先生に元気になってもらおうと、あの手この手でお願いしている。

 そしてしばらくして、そのお願いが届いたのか。

「……そうだな、先生がこれじゃあダメだよな。よし、それじゃホームルームするぞー!」

「「「おーーー!!!」」」

 イベント事でもないのに、凄い団結力だ……。

 でも先生がなんとか回復したから、結果オーライなのかな?

「先生って、もしかしなくてもちょろいよな。」

「あ、あはは……。」

 ボソッとりおくんがそう呟いて、何とも言えない気持ちになる。

 た、確かに否めないけど……どう反応すればいいか分かんない……。

 私は少しだけ微妙な気持ちを持ちながらも、自分の席についてホームルームが始まるのを待った。