クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

「まーた湯阪ドジしたんかぁ!」

「で、でも今回は俺悪くないんですよ……!」

「言い訳無用! ……はぁ、また花瓶買わなきゃダメなのかぁ……。」

 先生、お怒りだ……。

 教室から先生の大きな声が聞こえて、今回のは結構酷いものだったんだと改めて思い知る。

 そういえば先生はお花好きだから、花瓶割られたの痛いはず……。

 見た感じ三つは壊れていたから、先生が泣きそうな声を出している理由も分からなくはない。

 大貴君が悪いわけでもないと思うけど、先生が不憫だ。

「ごめんって先生! 今度先生の好きな花買ってきますから!」

「……絶対だぞ。」

「分かってますって!」

 そんな会話を聞きながら、私たちも教室内に入る。

 先生は自分の席で落ち込んでいて、痛手だったのか凄く泣いている。

 先生って筋肉質なのに、こういうところがあるから人気なんだよね。

 ギャップというか、可愛いというか……そう言う感じがする。

「今日は授業する気になれん……。ホームルームもやる気ない……。」