クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 私もずっと隠してきたけど、まさかそれの仕返し?

 うーん、仕方ないって言えば仕方ないよね……元はと言えば、私が黙ってたのが悪いんだから。

 ……逃げてちゃ、やっぱりダメなんだ。

 志珠ちゃんは恋愛のお話をしてくれたけど、そのお話の意図は私を元気づけてくれたんだと思う。

 ありがとう、志珠ちゃん。

 心の中でお礼を言って、またあとでちゃんと言おうと思いながら志珠ちゃんを追いかけた。



「んじゃあたしらも帰るね、バイバイ二人とも。」

「じゃーなー!」

 部活終わりのりおくんと大貴君と合流した後に別れて、帰路につく。

 志珠ちゃんと大貴君は家が同じ方向らしく、いつも一緒に帰っている。

 ……私たちも、同じようなものだけど。

「……。」

 二人になった途端、何も言えなくなるこの現象。

 言わなきゃとは思ってるのに、余計に言いづらい。

 ……せっかく、志珠ちゃんが勇気をくれたのに。

「り、りおくん。」

 頑張れ、頑張るんだ私……!

「この後私のお家に来て……? 少し、話さなきゃいけない事があるの……。」