クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 だけどそれと入れ替わりと言うように、今度は絆創膏を差し出してくれた。

「これ貼っとけ。ゴミでも入ったらまた悪くなるし、それは困るだろ?」

「え……いいの?」

「いいから出してんの。ほら、手出せ。」

「う、うん。」

 「自分で貼れるからいいよ。」と言おうとするものの、その前にりおくんにそう言われてしまう。

 ……りおくんっていつまで経っても、私を子供扱いしてるよね絶対……。

 そう言いたくなるも、私は不器用で絆創膏一つ綺麗に貼れない。

 それに比べ、りおくんは手先も器用。

 私にはできない事や持ってないものがりおくんにはたくさんあって、羨ましかったりもする。

「はい、貼れたぞ。」

「ありがとう、本当にいろいろと……」

「別に気にすんな。」

 教室戻るぞ、と付け加えたりおくんの声に反応するように、貼られた絆創膏を見ながら私も後ろにつく。

 そういえば、教室はどうなったんだろう?

 ふと頭にはてなを浮かべ、状況を見たいが為に早く向かおうと足を速める。

 だけどそうするまでもなく、簡単になんとなく状況を掴む事ができた。