クールな幼馴染の、甘い求愛方法。

 結局俺は何も言えず、そのまま学校へと向かった。

 今でも無理に笑っているうららを見て、心臓が痛む。

 ……それくらいに俺は、うららに溺れてしまっているんだと気付かされもした。



 ……そんな日が、三日続いた。

 この三日間はうららと話す事はあっても、必要最低限しか話せなかった。

 こんなんじゃ、うららを守れねぇのに。

 ただ聞けばいい。それだけ。

 だからこそ、そんな簡単な事も出来ない自分が不甲斐なかった。

「おい凛遠、最近うららと全然話さねぇじゃん。何かあったのか?」

 体育の授業中、大貴から質問をされた。

 当たり前だ。大貴は俺とうららとよくつるんでいるし、何か察していてもおかしくない。

 だけど……俺はそっけない返事しかできなかった。

「別に何もねぇ。」

「嘘言うなって。毎日一緒に居るんだから、嫌でも分かるに決まってるだろ? それとも、俺は頼りないってか!?」

「……まぁ、それもある。」

「酷くね!?」

 ……いや、実際頼りないだろ。

 流石にそこまでは言えないが、大貴に話しても何にもならないと思う。