角を曲がると、幸いにも八雲くんの背中を見つけることができて。
校舎裏からどんどん離れていきながらも、走り続けて、八雲くんの腕を掴みます。
「あのっ、違うのっ! いや、違わないんだけどっ、あたしが八雲のこと好きっていうのは、そのっ!」
「……は?」
「だ、だから、告白はちゃんと別にするから、さっき聞いたことは忘れて欲しくてっ!」
「……」
「いや、もう……っ、あぁ、えっと……! 本当は不良として認められたら言おうと思ってたのにっ」
八雲くんに認められたら、友達から進める可能性があるかも、と思っていたのに。
こんな中途半端な形になるなんて、全く予想していませんでした!
いえ、前回のことですぐ告白すればよかったと後悔しましたけど!
ええい、不良は度胸、女は度胸です!
校舎裏からどんどん離れていきながらも、走り続けて、八雲くんの腕を掴みます。
「あのっ、違うのっ! いや、違わないんだけどっ、あたしが八雲のこと好きっていうのは、そのっ!」
「……は?」
「だ、だから、告白はちゃんと別にするから、さっき聞いたことは忘れて欲しくてっ!」
「……」
「いや、もう……っ、あぁ、えっと……! 本当は不良として認められたら言おうと思ってたのにっ」
八雲くんに認められたら、友達から進める可能性があるかも、と思っていたのに。
こんな中途半端な形になるなんて、全く予想していませんでした!
いえ、前回のことですぐ告白すればよかったと後悔しましたけど!
ええい、不良は度胸、女は度胸です!



