Side:―――
休み時間の校内。
管芹香はとある生徒に近付き、「おい」と声をかけた。
「ツラ貸せよ」
「ひっ……な、なんですか……?」
その顔には表情と呼べる表情が無く、虚無の中の冷たい瞳が、部坂初音に怯えた表情をさせた。
****
Side:與那城叶希
[校舎裏に来い]
「この呼び出し……友達じゃなかったら喧嘩だと思ってたわ」
先ほど届いたメッセージを見て苦笑いすると、私は呼び出された通り校舎裏に向かいました。
芹香に発破をかけられたのは先週末のこと、私は八雲くん略奪計画を立て始めるほどに回復しています。
顔のアザも綺麗さっぱり、です。
持つべきものは友達、とはこのことですね。
「芹香、来たよ……って、何してんの?」
休み時間の校内。
管芹香はとある生徒に近付き、「おい」と声をかけた。
「ツラ貸せよ」
「ひっ……な、なんですか……?」
その顔には表情と呼べる表情が無く、虚無の中の冷たい瞳が、部坂初音に怯えた表情をさせた。
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Side:與那城叶希
[校舎裏に来い]
「この呼び出し……友達じゃなかったら喧嘩だと思ってたわ」
先ほど届いたメッセージを見て苦笑いすると、私は呼び出された通り校舎裏に向かいました。
芹香に発破をかけられたのは先週末のこと、私は八雲くん略奪計画を立て始めるほどに回復しています。
顔のアザも綺麗さっぱり、です。
持つべきものは友達、とはこのことですね。
「芹香、来たよ……って、何してんの?」