「ただでさえ透けやすいんですから、水浴びなんて無防備なことしないでください」
「ご、ごめん……でも、暑かったし……」
「……なるほど」
八雲くんは目を細めると、ベッド周りのカーテンを閉めて、私に近付いてきます。
な、なんだか雰囲気が怖いのですが……!?
「えっ? ちょ、ちょっと! 何してんの!?」
「何って、ボタン外してるだけですよ」
「はぁ!? ば、バカ、なんのつもり!?」
八雲くんは私のYシャツのボタンを外し始め、慌ててガードした私の腕もどけます。
八雲くんの手と格闘しているうちに、私の胸元は開かれてしまい、バッと胸を隠しました。
「へ、変態っ!」
「透ける服を着て水浴びしてる方も変態では?」
「うっ、で、でも、それとこれとはわけが違うでしょっ!」



