【中】今さら、付き合いたいなんて。



「ただでさえ透けやすいんですから、水浴びなんて無防備なことしないでください」


「ご、ごめん……でも、暑かったし……」


「……なるほど」




八雲くんは目を細めると、ベッド周りのカーテンを閉めて、私に近付いてきます。

な、なんだか雰囲気が怖いのですが……!?




「えっ? ちょ、ちょっと! 何してんの!?」


「何って、ボタン外してるだけですよ」


「はぁ!? ば、バカ、なんのつもり!?」




八雲くんは私のYシャツのボタンを外し始め、慌ててガードした私の腕もどけます。

八雲くんの手と格闘しているうちに、私の胸元は開かれてしまい、バッと胸を隠しました。




「へ、変態っ!」


「透ける服を着て水浴びしてる方も変態では?」


「うっ、で、でも、それとこれとはわけが違うでしょっ!」