目覚めて直ぐに感じたのは下腹部の痛みで、
昨夜の事は夢では無いと告げていた。
一糸纏わぬ姿だと気付いて、思わず恥ずかしくなって正臣に背中を向ける。
浴衣はどこかしらと手探りで探す。
今は何時なのかしら…
外はまだ薄暗く鳥の囀りまでもまだ聞こえない。
そっとお布団から抜け出そうとすると、
後ろから回された腕にギュッと引き寄せられる。
「何処へ行く?」
「あっ…おはようございます。
起こしてしまいましたか?
あの…御手洗いに行こうかと…まだ早いので
寝ていて下さい。」
「おはよう…体は大丈夫か?」
正臣の寝起きの声は色気があり過ぎて、
香世はドギマギしてしまう。
「だ、大丈夫です…あ、あの…知らないうちに寝てしまったみたいでごめんなさい。」
恥ずかしくなって顔を伏せる。
「俺が無理させたせいだ、気にするな。」
そう言って正臣は起き上がり、浴衣を羽織り
身支度を整える。
香世の浴衣を探し出し手渡してくれるから、
昨夜の事情を思い出し、ポッと赤くなってしまう。
香世もそそくさと浴衣を羽織って着ようとすると、足に力が入らず上手く立ち上がれない。
「大丈夫か?」
正臣が咄嗟に支えてくれる。
「だ、大丈夫です。」
今度こそと、足に力を入れて立ち上がりなんとか浴衣を着て、御手洗いに行こうと廊下に出る。
思った以上に体が重くて、体力の無さを情けなく感じてしまう。
御手洗いを済ませて着替えようと、自室に向かい階段を上がろうとすると、そこに正臣が居てびっくりする。
「風呂を沸かしているから少し待て。」
そう言って香世を抱き上げ居間へ連れて行く。
昨夜の事は夢では無いと告げていた。
一糸纏わぬ姿だと気付いて、思わず恥ずかしくなって正臣に背中を向ける。
浴衣はどこかしらと手探りで探す。
今は何時なのかしら…
外はまだ薄暗く鳥の囀りまでもまだ聞こえない。
そっとお布団から抜け出そうとすると、
後ろから回された腕にギュッと引き寄せられる。
「何処へ行く?」
「あっ…おはようございます。
起こしてしまいましたか?
あの…御手洗いに行こうかと…まだ早いので
寝ていて下さい。」
「おはよう…体は大丈夫か?」
正臣の寝起きの声は色気があり過ぎて、
香世はドギマギしてしまう。
「だ、大丈夫です…あ、あの…知らないうちに寝てしまったみたいでごめんなさい。」
恥ずかしくなって顔を伏せる。
「俺が無理させたせいだ、気にするな。」
そう言って正臣は起き上がり、浴衣を羽織り
身支度を整える。
香世の浴衣を探し出し手渡してくれるから、
昨夜の事情を思い出し、ポッと赤くなってしまう。
香世もそそくさと浴衣を羽織って着ようとすると、足に力が入らず上手く立ち上がれない。
「大丈夫か?」
正臣が咄嗟に支えてくれる。
「だ、大丈夫です。」
今度こそと、足に力を入れて立ち上がりなんとか浴衣を着て、御手洗いに行こうと廊下に出る。
思った以上に体が重くて、体力の無さを情けなく感じてしまう。
御手洗いを済ませて着替えようと、自室に向かい階段を上がろうとすると、そこに正臣が居てびっくりする。
「風呂を沸かしているから少し待て。」
そう言って香世を抱き上げ居間へ連れて行く。



