客間の前まで導かれて、
「香世の部屋は本来2階にあるのだが、
今夜は兄妹一緒の方が安心出来るだろう。」
と、正臣に言われ名残惜しいが、おやすみなさいと言葉を交わし客間に入る。
姉と龍一は既に寝ていて、香世はそっと自分の為に敷かれた布団に入り、
ああ、私、どうしようも無く二階堂様が好きだわ、と香世は自覚する。
失ってしまった記憶が2度と取り戻せなくても、今の自分自身にとっても正臣は大切で
大事な人だと実感する。
どうしよう、明日実家に帰ったら離れ離れになってしまう。
そう思うと龍一と離れるよりも、大きな不安が押し寄せてくる。
出来ればずっと正臣の側に居たいと香世は思った。
「香世の部屋は本来2階にあるのだが、
今夜は兄妹一緒の方が安心出来るだろう。」
と、正臣に言われ名残惜しいが、おやすみなさいと言葉を交わし客間に入る。
姉と龍一は既に寝ていて、香世はそっと自分の為に敷かれた布団に入り、
ああ、私、どうしようも無く二階堂様が好きだわ、と香世は自覚する。
失ってしまった記憶が2度と取り戻せなくても、今の自分自身にとっても正臣は大切で
大事な人だと実感する。
どうしよう、明日実家に帰ったら離れ離れになってしまう。
そう思うと龍一と離れるよりも、大きな不安が押し寄せてくる。
出来ればずっと正臣の側に居たいと香世は思った。



