「香世ちゃん、龍ちゃんは私が寝かすから
早く二階堂様の所へ行ってあげて。」
姉から思わぬ事を言われて、香世は目を見開く。
「お姉様が龍ちゃんを?」
香世が覚えている姉は決してそんな事をしなかった。
龍一が夜泣きで大変な時も、
まったく起きた事も無いし何処か浮世離れした人だと思っていたから、龍一を寝かしつける姿は想像出来ない。
「あら、そんなに驚かなくても大丈夫よ。
香世ちゃんが居なくなってから私が寝かしていたのよ。」
姉から寝巻きの浴衣を渡され背中を押される。
「ありがとう。じゃあ、龍ちゃんの事よろしくね。」
香世は急いで居間に戻る。
早く二階堂様の所へ行ってあげて。」
姉から思わぬ事を言われて、香世は目を見開く。
「お姉様が龍ちゃんを?」
香世が覚えている姉は決してそんな事をしなかった。
龍一が夜泣きで大変な時も、
まったく起きた事も無いし何処か浮世離れした人だと思っていたから、龍一を寝かしつける姿は想像出来ない。
「あら、そんなに驚かなくても大丈夫よ。
香世ちゃんが居なくなってから私が寝かしていたのよ。」
姉から寝巻きの浴衣を渡され背中を押される。
「ありがとう。じゃあ、龍ちゃんの事よろしくね。」
香世は急いで居間に戻る。



