「覚えていないなら、また友達になればいいって言ってくれたの」



気がつくと私の隣にお義母さんが立っていて、そっと耳打ちしてくれた。



また友達に…。



そうか、そういうことだったのか。



あの晴れ晴れとした表情は、その決意の表れだったのだ。



なんて柔軟な人たちなんだろう。



この短い時間に、よくそんな前向きな答えが出せたものだ。



でも、男友達ってこういうことなのかな、と思った。



ベッドの周りは、私が嫉妬してしまうほどに、彼らだけの世界だった。



「あんなに心配したのに、あっさり受け入れてくれちゃいましたね」



壁にもたれて、横に立つお義母さんに笑顔を向けた。



「ミオちゃんの朝の予言が、当たったのよ」



お義母さんがとてもうれしそうだったので、私は安心した。