しばらくしてリュウくんの昼食トレイも片付いた頃、病室のドアが開いて、お義母さんが入ってきた。



そういえば目が覚めてから、姿が見えなかった。



「ミオちゃん、起きたのね」



お義母さんはいつもの気丈なお義母さんに戻っていて、私は意識的に背筋を伸ばした。



自分なりの「しっかりしなくちゃ」を、態度で表したつもりで。



「すっかり寝ちゃったみたいで、すいません」



「いいのよ、気にしないで。それより今、先生に呼ばれて、お話していたの」



医師によると、リュウくんは精密検査の結果、異常がないことがわかったという。



外傷も良くなったので、週末くらいに退院して、自宅で様子を見るように勧められたらしい。