なんということだろう。



つまりは。



私が無理に強がったりしたから、彼は眠ったままだったということ。



私がもっと早く泣きついていれば、もっと早く…。



「…な、なぁんだ…じゃあ私、こんなに我慢しなくても良かったんじゃない…」



リュウくんの前で弱音を吐かずにがんばったことが、裏目に出てしまったなんて。



「我慢は体に悪いぞ」



私の目の前にしゃがみこんで、彼が言う。



体に悪いと言われても…―



…そもそも、こんなことになったのは…。



「…っ、誰のせいだと思ってんの!ばかっ!」



私は半ば本気で彼をボカボカ殴った。



「いてっ!あーもう、骨折れた」



「もうっ!ヒロさんみたいなこと言わないでよ!」



あはは、と彼が笑う。