リュウくんは、裸足でここまで歩いてきたせいで、いててて、と足の裏をさすった。



「珊瑚が刺さって…ていうか、お前らなにしてんの、こんなとこで」



なにしてんのって…



なにって…―



私と同じく、見るからに動揺している木下さんが、おもむろに立ち上がって、



「え、リ…リュウこそ、なにしてんの」



と、どもりながら答える。



私とニコさんも、つられて立ち上がった。



質問を返されたリュウくんは、あー、と言って気まずそうに頭を掻いた。



「いやそれがさ、よくわかんないんだよね」



そして、私をチラリと見た。



私は、せっかく平常心を取り戻したのに、また涙腺が緩んできて、頭の中がぐちゃぐちゃで、まっすぐに彼の目を見ることができなかった。



そんな私にニコさんがやさしく、



「大丈夫?」



と言ってくれた。