リュウくんは私に腕をつかまれたまま、身動きひとつしないで黙っていた。



私は顔を伏せていたから、リュウくんがどんな顔をしていたかはわからない。



でもきっと困った顔をしているだろうと思った。



リュウくんには何の罪もないのに、ひどいことを言ってしまった。



恥ずかしくて申し訳なくて、しばらく顔が上げられなかった。







「ミオちゃん、こんな岩場じゃ危ないから、向こうで休もう」



やがて私は、木下さんに促されるままに立ち上がって、岩場を木下さんとニコさんに支えられながら下りた。



顔を上げると、リュウくんが北岡さんに連れられて、珊瑚の砂浜を歩いているのが見えた。



ちょっと離れた後ろに、神妙な面持ちのヒロさんもいた。



いつも明るいヒロさんにまであんな顔をさせてしまった犯人は私。



バカな私。



ごめんね、ヒロさん。



広い海が見渡せる砂浜に座ると、珊瑚が硬くて、お尻が痛かった。