「ねえリュウくん」



―…ごめんねって言わなきゃ。



「本当に思い出せないの?」



―…違う、謝らないと。



「私のこと、全然わからないの?」







思っていることとは正反対の、リュウくんを責める言葉ばかりが口をつく。



「早く戻ってきてよぅ、リュウくん…」



謝らなくちゃ、と思ったのに。



「リュウくんに会いたいの」



でも言えなくて、リュウくんの腕にしがみつくようにして、泣きながら責めることしかできない。



「リュウくん、戻ってきて…」



体の底から絞り出すように繰り返すこの言葉が、初めて人前でさらけ出す、私の本音だった。