その瞬間。



私の頭が、鈍器で殴られたように、グワンと大きく揺れた。



目の前では、チカチカとたくさんの星が飛び回っていた。







こうなる可能性があるということは、もちろん理解していた。



けれど期待のほうが大きすぎて、それに伴うショックは計り知れない。



私は、もう立っていることもできなくなって、つないだ手をふりほどいて、ため息とともにしゃがみこんだ。



「…なんでぇ…」



両手で口元を覆って、海を見た。



さっきまでの輝きは消えうせ、ただの灰色の水溜りのようにしか見えない。



それもみるみる滲んできて、目を閉じると涙が流れて頬を濡らした。



「…ミオちゃん…?」



リュウくんは、きっとわけがわからないだろう。



私の涙のわけが自分にあるなんて、考えもしないだろう。