トンネルを抜けると、そこには果てしない自然が広がっている。



私はそれを知っていた。



知っていたけれど、トンネルを出た瞬間のまぶしい光に息を呑んだ。



太陽に照らされて煌く、群青色の海。



思い浮かべていたとおり、あの日と同じ光景がそこにはあった。



圧倒的な自然の存在感に、ゴツゴツした岩場に立ったまま、誰もが無言だった。







隣を見上げると、リュウくんはまっすぐに前を見ていた。



瞳が潤んだようにキラキラしていて、海の輝きを反射しているように見えた。



そして…。