思わず口走りそうになる言葉を飲み込みながら、ゆっくり歩く。



そして私たちはとうとう、あの日最後に来た地点にたどり着いた。



森のトンネル…―



くぐり抜けたあとに広がる海に、ふたりで感動した。



それがまるで、昨日のことのように思い出された。



群青色の海は、きっと今日もあの日となにひとつ変わらず静かに深く、波音を立てているだろう。







「ねえ、こっちに行ってみようよ」



ふいにリュウくんが言った。



「え、そっち…」



「行ってみたい」



「う…ん…」



言葉に詰まった私を、みんなが見ている。



「ミオちゃん」



ヒロさんが、心配そうに言った。