フェリー出航時刻までの30分、私はチケット売り場に併設されている土産物屋を見ることにした。



木下さんと北岡さんも一緒で、ほかの3人は乗り場の横にあるビーチで遊んでいる。



その土産物屋は、普通の沖縄土産とは違って、主に島の特産などを扱っていた。



「うわっ、海へび」



海へびは、この地方ではスープなどにして食べるようで、乾燥させたものが売っている。



真っ黒なかたまりで、ちょっと見ただけでは何かよくわからない。



「えー…どこがへび…?…わわっほんとだ。きもっ」



木下さんたちが、大量に積まれた海へびを見て、驚いていた。



いろんな郷土料理を食べてみたいと思う私も、これだけはどうしても食べる気がしない。



「ところでミオちゃん、今日どうする」



「え?」



「別行動にしたほうがいいよね」



どうやら、島に行ってからのことを言っているようだ。