商店街のちょうど反対側まで歩くと、また同じようなフルーツを売る店があった。



アテモヤもある。



私は思い切って言ってみた。



「リュウくん、次はこれ、食べてみない」



「アテ…ヤ…、アテモヤ…変な名前」



「買ってみようか」



興味を示すだろうか。



けれど、期待しながらドキドキする私をよそに、リュウくんは、



「いーらない」



と、空になったスターフルーツのパックをゴミ箱に捨てて、さっさと行ってしまった。



はぁー、と思わずため息が漏れる。



こんなことで一喜一憂していたらキリがないと、わかってはいるのだけれど。



「待ってよー」



私は小走りで、リュウくんを追いかけた。