「で、ミオちゃんはどうなの」



3人が、テーブルの中央に身を寄せるように乗り出して私を見た。



私は、その集中的な視線から逃れるようにのけぞりながら、



「あ、私は、みなさんが本当に大丈夫なら、ぜひ」



と、遠慮がちに言った。



すると、間髪いれずに木下さんが、



「よし、じゃあ決まりだな」



と満足気な顔をした。



「え、あの」



「ん?」



「あ、なんでもない、です」



―…は、早い。



あまりの即決ぶりに、驚いてしまった。