話しかけるから…って、私が悪いわけ!?



ていうか、私よりもゲームのほうが大事なわけ!?



「あっそう!それはそれは申し訳ありませんでしたね!」



刺激を与える以前の問題だわ!



だいたい、ジュースくらい自分でやれっつーの!



体は30歳の大人なんだから、できるでしょ!



私は怒りに任せ、グラスを乱暴にテーブルに置いた。



ダンッという衝撃で少しこぼれたジュースを指差して、



「そこ、もうすぐ木下さんたちが来るんだから、ちゃんとキレイに拭いておいてよね!」



と吐き捨てるように言って、ソファに戻る。



「えー!ミオちゃんがこぼしたんだろー。自分でやってよ」



という声が聞こえたけど、無視してやった。



「ミオちゃん、怒ってるのー?」



「うるさい、もう知らん」



私はふてくされて、ソファに寝転んで本を開いた。