「新曲がこんなにもいっぱいあるのね！この曲、あのアニメのやつよ！」

「このアニメ、すごく面白かったよな〜！また見たくなってきちゃったよ！」

ウクライナ出身の内科医であるナタリア・ソーニャと、アメリカ出身の麻酔科医であるアルフレッド・ブレイディが新しく追加された曲の情報を見て、目を輝かせながら話す。

「歌う前に、何か食べるものを頼んでおこう。何か食べたいものあるか？」

インド出身の薬剤師兼臨床工学技士であるリティク・タゴールが訊ねると、ドイツ出身の産婦人科医であるモニカ・ハイドと、チリ出身の外科医であるクラウディオ・エルナンデスが手を挙げる。

「リティク、このポテトおいしそうだ。頼んでほしい」

「あっ、このパフェおいしそう！食べたいな〜！」

モニカとクラウディオがメニュー表を見ていると、一花もメニューを見てリティクに言う。

「この季節限定のワッフルおいしそう！頼んで〜！」

一言でこの空間を表すのならば、「自由」である。桜士の普段の生活ではあり得ないほど賑やかで、各々が好きなように話し、好きなように過ごしている。