素敵後輩の隠し事





ただの工場なのに、中からは不気味な男たちの声が溢れている。

騒いでいるような喧嘩しているようなその声を聞くと、高校時代に不良たちに連れていかれた乱闘現場を思い出す。

そこで彼らは危なくなったら私を人質に差し出すと言った。

見るも恐ろしい殴り合いのなか、私は実際に差し出されたが……頭みたいな人が私を睨んで吐き出した。


「この女、関係ねぇだろ」


それで私は転がるように逃げてきたのだ。