『あれ、鮎川の声じゃん』

やっと来たか

島崎 すぐると桑島 摩緒

『なんですか〜?俺ら寝てたんですけど?』

「今日学校が荒らされていた。お前らの仕業か?」

今日学校にいなかった二人のことが気がかりだった


『あーぁ、もうバレちゃったんだ?案外早いね?あーぁ、そういうことなら学校に普通に何食わぬ姿で現れたら良かったかなー』

ヤッパリこいつらだったか

俺は怒りが込み上げてきて、気付かぬうちにスマホを持ってる手に力が入った


「なんでそんなことした?言わねぇと今すぐ殴り込みに行くぞ」

『そんなことあなたが1番わかってるんじゃないですか?』

なんかこいつらの言い方ムカつくな

『俺らにNo.1譲っちゃえばあんなことにはならなかったのに』

「だからといって姫華の教科書まで切り刻まなくても良かったんじゃねぇのか?」

幹部たちは俺らの話に耳を傾けている

大体の内容はわかったと思う