フユノサクラー真冬の夜、恋の桜が舞ったー

=仲間ということ⑥=



りゅーじん:言えてるな。肉食と草食の二者、どっちと言われてもなあって…。なら、ほかに選択肢はないのか、自然と考えちゃった…。結局、どっちかに偏らずバランスが大事だろうってな。無論、いろんな意味で。それで…、雑食系が思い浮かんだんだが、まあ、今折原が言った通り、”中間”って漠然な視点からだったよ。そん時は


ナツメロ:そうね。肉と草しかなくて、すぐにどっちも選べなかったのは、何にしてもバランスは大事って感覚が働いたんだと思う。で…、そのあと、りゅーじんが掲げた選択肢に着いたのも、”中間”だったからじゃないかな


デスオ:僕は、あの時、ただ選択してって先生に言われて、真っ先に両方とも極端だなーって。食べる方にしても、人間のタイプからしても…。だから、中間ポジションって点は意識してたですね


ラッセル:オレはどうかな…。中間ってことよりも、あんな漠然とした質問じゃあ、答えようないってとこでの態度保留だったから。



***



マッキ:ただ、ラッセルの場合も、両極端には安易に態度を委ねられないよって意識はあったんじゃない?


ラッセル:そうだな。極にはそう簡単に振れられないなって意識はいつも持ってるし


コンボイ:ラッセル調で捉えれば、オレは常に、どっち側にもそう簡単に取りこまれねーぞって意識だわ


ー一同、苦笑いー


マッキ:それでもさ、政治なんかだと、どっち側にも着かないフリーな立場は中間派って呼ばれてるわ


コンボイ:おお、おっしゃる通りだわ、それ。アハハハ…


ーここで一同爆笑となるー