あんな奴、こっちから願い下げなのにっ……！
何度も首を左右に振り全力で拒否するけど、小野さんがこんな事を。
「有栖沢さんはそうかもだけどさ、乾がねぇ～。あたしも何となく、有栖沢さんのこと好きなんじゃないかな～って思ってたの。」
「ちょ、ちょっとっ……！」
「だって乾、有栖沢さんと話す時だけ異様に優しいんだもん。あたしや他の女子にはもっと適当なのに。」
な、何勝手な事をっ……！
そんなわけあるわけないのに、あってほしくないのに、段々とそんな方向に話が向いている。
ど、どうにか別の話題に切り替えなきゃっ……。
瞬時に勘づいてしまい、何とか今の話題からみんなの意識を逸らそうと口を開く。
……でも、女子の団結力は怖い。
「「「その話詳しく!!!」」」
えぇ……そんな気になる……？
私以外の女子が小野さんに説明を求めていて、呆気に取られる他ない。
「そ、空音は私の味方だよねっ……？」
「……杏ちゃん、私もこの話は気になっちゃうっ。ごめんねっ。」
き、気になっちゃうじゃ、ないんだけど……！
何度も首を左右に振り全力で拒否するけど、小野さんがこんな事を。
「有栖沢さんはそうかもだけどさ、乾がねぇ～。あたしも何となく、有栖沢さんのこと好きなんじゃないかな～って思ってたの。」
「ちょ、ちょっとっ……！」
「だって乾、有栖沢さんと話す時だけ異様に優しいんだもん。あたしや他の女子にはもっと適当なのに。」
な、何勝手な事をっ……！
そんなわけあるわけないのに、あってほしくないのに、段々とそんな方向に話が向いている。
ど、どうにか別の話題に切り替えなきゃっ……。
瞬時に勘づいてしまい、何とか今の話題からみんなの意識を逸らそうと口を開く。
……でも、女子の団結力は怖い。
「「「その話詳しく!!!」」」
えぇ……そんな気になる……？
私以外の女子が小野さんに説明を求めていて、呆気に取られる他ない。
「そ、空音は私の味方だよねっ……？」
「……杏ちゃん、私もこの話は気になっちゃうっ。ごめんねっ。」
き、気になっちゃうじゃ、ないんだけど……！
