だからこの2競技は、特に遠慮したい……!




「――卓球に参加したい人?」


「はい!」




狙いすまして手を挙げると、他の生徒も一斉に手を挙げていて、はわわ、と震えた。




「希望人数が多いので、ジャンケンで卓球の参加者を決めます」



「頑張れ、こと」


「うん……!」




紗奈にも応援されて、負けられない! とジャンケンに参加した私は、見事に1回戦落ちして、人数合わせでフットサルに加えられた。




「終わりだ……」


「ドンマイ。ことならどんな競技でも変わらないよ」




下手すぎるから、と続く言葉が聞こえそう。


そしてブルーな落ち込み気分で、球技大会までの日数を数えていたわたしは、さらに驚きの展開に見舞われたのでした。




「球技大会に向けて、Cクラスと合同練習することになりました」