5月の連休の後半は、5日間ずっと挙式と打ち合わせがフルに入っており、スタッフは皆バタバタだった。
真菜も拓真と顔を合わせる事が多かったが、あまりの忙しさに、仕事のやり取りをするだけで精一杯。
気まずい雰囲気になる暇もなかった。
ようやく連休最終日の挙式を終え、オフィスでバタリと皆がデスクに突っ伏した時、プルッと電話が鳴った。
「誰かー取ってーお願いー」
久保のグッタリした声を聞きながら、真菜がかろうじて手を伸ばして受話器を上げる。
「お電話ありがとうございます。アニヴェルセル・エトワール、フェリシア 横浜の齊藤でございます」
いつものセリフをなんとか口にした真菜が、次の瞬間、シャキッ!と立ち上がった。
「ん…どしたの、真菜」
久保が、ぼんやりした視線を向ける先で、真菜は直立不動で返事をしている。
「はい、はい、かしこまりました!お越しを心よりお待ちいたしております!はい!それでは、失礼いたします」
そう言って、半ば呆然としながら受話器を置く。
「真ー菜ー、だいじょうぶー?」
そちらこそ大丈夫ですかと聞きたくなるような声で、久保が声をかけてくる。
「はい、大丈夫です!齊藤 真菜、これからも頑張ります!」
拳を握りしめる真菜に、頑張ってねーと久保はゆるく声をかけた。
真菜も拓真と顔を合わせる事が多かったが、あまりの忙しさに、仕事のやり取りをするだけで精一杯。
気まずい雰囲気になる暇もなかった。
ようやく連休最終日の挙式を終え、オフィスでバタリと皆がデスクに突っ伏した時、プルッと電話が鳴った。
「誰かー取ってーお願いー」
久保のグッタリした声を聞きながら、真菜がかろうじて手を伸ばして受話器を上げる。
「お電話ありがとうございます。アニヴェルセル・エトワール、フェリシア 横浜の齊藤でございます」
いつものセリフをなんとか口にした真菜が、次の瞬間、シャキッ!と立ち上がった。
「ん…どしたの、真菜」
久保が、ぼんやりした視線を向ける先で、真菜は直立不動で返事をしている。
「はい、はい、かしこまりました!お越しを心よりお待ちいたしております!はい!それでは、失礼いたします」
そう言って、半ば呆然としながら受話器を置く。
「真ー菜ー、だいじょうぶー?」
そちらこそ大丈夫ですかと聞きたくなるような声で、久保が声をかけてくる。
「はい、大丈夫です!齊藤 真菜、これからも頑張ります!」
拳を握りしめる真菜に、頑張ってねーと久保はゆるく声をかけた。



